ワークグラム®とは? What's the Work-gram?
ワークグラム®は、 世界で初めて「喜び・関心」のみにフォーカスした 自己理解ツールです。
一人ひとりが 「何に喜びを感じ、何に自然と心が動くのか」 を明晰にし、自己理解・他者理解を深めながら、 自分らしいキャリアとライフをつくっていくために開発されました。
私たちは日々、仕事や家庭、社会の中でさまざまな役割を担い、 多くの能力を使って生きています。 その一方で、「できること」や「求められること」を優先するうちに、 自分自身が本当は何に喜びを感じ、何に心を動かされるのかが、 分からなくなってしまうことがあります。
ワークグラム®が見つめるのは、 「何ができるか」「何に向いているか」ではなく、 「自分は何をしているときに喜びを感じるのか」という、自分の内側にある関心です。

自分の「喜び・関心」を知るということ
人生には、働き方やキャリアの選択、人間関係、結婚、子育て、介護、経営など、さまざまな岐路があります。
そのような時、自分が何に喜びを感じ、何に心を動かされるのかという「関心軸」を知っていることが、自分も周りも我慢し過ぎず、消耗し過ぎずに、自分らしく生きていくための大切な手がかりになります。
「私は何を喜びとし、何を大切にしたいのか」
例えば、本質行動学では、人はそれぞれの「関心」に応じて「価値」を見出すという「価値の原理」を論じています。ですので、自分の「関心」を明晰に知ることは、自分にとって「価値」ある仕事や人生を選んでいくための大切な基盤となります。
しかしながら、これまでキャリアや人材育成の領域では、能力・性格・行動・適性など、「何ができるのか」を捉えるアセスメントは数多くあるものの、一人ひとりの中にある多彩な 「喜び・関心そのもの」 だけを明晰にするツールはありませんでした。
そして2011年、一人ひとりが持つ「喜び・関心」を可視化するための研究・開発を開始するに至りました。多数存在する「喜びポイント」を、人に働きかける・作用する(=work)志向や、喜びの在り方という観点から整理し、40の軸として可視化したものが「ワークグラム®」です。
あなたの「喜び・関心」は、どこにありますか?
まずは、少しだけご自身の日常を振り返ってみてください。
お仕事や生活の中で、自分の喜びや関心を大切にできていますか?
これこそ「自分らしい人生だ」という納得感や充足感はありますか?
どのような瞬間に、わくわくしたり、喜びややりがいを感じますか?
反対に、どのような場面で消耗感や疲弊感を感じますか?
一般的な適性診断と、ワークグラム®の違い
一般的なアセスメントの多くが、能力・性格・適性・行動傾向などから 「何ができるか」「どのような仕事に向いているか」を捉えるのに対し、 ワークグラム®が見つめるのは、 「自分は何に喜びを感じ、何に心が動くのか」 という、一人ひとりの内側にある喜び・関心です。
能力・適性・性格などから
「何ができるか」を捉える
能力や強み、適性、性格、行動傾向などを分析し、 仕事や役割との適性を考えるための指標。
喜び・関心から
「何に心が動くか」を捉える
何に喜びを感じ、何に自然と心が動くのかを明晰にし、 自分らしい仕事や生き方を見つめるための指標。
ワークグラム®が大切にしているのは、 「何ができるか」だけではなく、 「何をしているときに、自分自身が生き生きするのか」 を知ることです。
一人ひとりの中にある多彩な喜び・関心を明晰にし、 セルフマネジメントの羅針盤 として、仕事や人生の中でどう活かしていくかを考えるために、ワークグラム®を活用していきます。
「できること」ではなく、
「喜び・関心」から見る
ワークグラム®は、能力・スキル・性格を測定することを主目的とした診断ではありません。
「私は何に喜びを感じるのか」「何に自然と心が動くのか」 という、自分自身の主観的な喜び・関心にフォーカスします。
他者から見た「強み」だけではなく、 自分自身の内側から湧いてくる喜びや関心を明晰にしていくことを大切にしています。
ひとつのタイプに
分類しない
人の喜びや関心は、複数で多彩に存在します。
ワークグラム®では、「あなたはこのタイプです」と型にはめるのではなく、一人ひとりの中に存在する複数かつ多彩な喜び・関心の、無限に広がるユニークな組み合わせを、その人の関心の個性として「宝物」のように見ていきます。
自分ならではの関心の分布を理解し、それぞれを仕事や人生の中でどのように組み合わせ、発揮していくかを考えていきます。
高い関心も、低い関心も
大切な自己理解
何に喜びを感じるのかを知るだけでなく、 「何にはあまり喜びを感じないのか」「何をすると消耗してしまうのか」 を理解することも、とても大切です。
関心の低いことは、無理に克服し続けるのではなく、そこに高い関心を持つ人に委ねたり、互いの違いを活かして補い合ったりする「相互補完」につなげていくことができます。
そのような「相互補完」や「チームワーク」も、ワークグラム®が大切にしている考え方です。
3つの視点から
「今の自分」を捉える
ワークグラム®では、「プライベートでの関心」「社会で発揮する関心」「その先にある願いの関心」という3つの視点で、複数の関心を配置していきます。
この3つのカテゴリを整理することで、今、自分は何に取り組んでいるのか、その中でどの関心を発揮しているのか、その先にどんな願いがあるのかが見えてきます。
それぞれの関心が、自分の今の暮らしや仕事とどうつながっているのかを自覚的に感じていくことで、一瞬一瞬をより充足感や納得感をもって過ごせるようになります。
ワークグラム®は、どのように生まれたのか
ワークグラム®の開発は、2011年に始まりました。
西條美波による「自己肯定感」に関する研究と、 自己肯定感に関するアセスメントツールの開発を背景に、 科学哲学者・西條剛央の 「構造構成主義」「本質行動学」、 そしてその中核となる「価値の原理」の考え方を取り入れながら研究・開発を進め、 2012年に関心明晰化アセスメントツール 「ワークグラム®40版」が完成しました。
「価値」を見出す
本質行動学の「価値の原理」では、人は自分自身の関心に応じて物事に価値を見出すと考えます。だからこそ、自分が何に関心を持ち、何を喜びと感じるのかを理解することは、自分にとって価値ある仕事や生き方を考えるための大切な土台になります。
一人ひとりの中には、驚くほど多彩な喜びや関心があります。しかし、それらは目には見えず、日々の役割や「やらなければならないこと」に追われる中で、自分自身でも見失ってしまうことがあります。
そこで、「自分には、どのような喜びや関心があり、それを人生の中でどう発揮していきたいのか」を、誰もが共通言語で見える形にできないかと考えました。
そして、その自己理解を、仕事やキャリアだけでなく、人間関係やチームづくり、日々の暮らしや人生そのもののセルフマネジメントへ活かせるものにしたい。一人ひとりが自分の喜び・関心を理解し、それぞれの関心を活かし合いながら、その人らしく生き生きと力を発揮できるように。そんな願いを込めて、ワークグラム®は研究・開発されてきました。
ワークグラム®40版
キャリアや仕事の中で発揮されやすい「喜び・関心・やりがい」を中心に、40の軸から自分自身の関心分布を捉える基本版です。
ワークグラム®117版
40版の関心をさらに細分化し、プライベートや心の内側で発揮される関心まで含め、より高い解像度で自己理解を深める応用版です。
117版は、2012年から2020年までのインタビューや個人セッションを通して蓄積してきたリサーチをもとに、一つひとつの項目を丁寧に検討し、時間をかけて開発されました。
ワークグラム®は「診断して終わり」ではありません
ワークグラム®の目的は、結果を知ることそのものではありません。
その先に続く人生の中で、自分の中にある多彩な喜び・関心と対話しながら、実際の仕事や暮らしの中でより良く活かしていくことを大切にしています。
仕事や暮らしの中で小さく試し、そのときの心の動きを感じ、振り返り、加えていく。そうした経験を重ねることで、自分にとっての「本当の喜び」への理解が深くなっていきます。
小さく試してみる
仕事の進め方を少し変えてみる。
興味のあることを小さく始めてみる。
これまでとは違う役割にも取り組んでみる。
複数の関心を組み合わせて実験してみる。
大きく変えるのではなく、まずは日常の中で少しだけ試してみます。
実感を確かめる
「やっぱり、これは自分にとって喜びだ」
「この形なら、とても心地よい」
「別の関心と組み合わせると、もっと自分らしい」
実際にやってみたときの心の動きを手がかりに、自分自身の関心の特徴を理解し、また少し工夫してみます。
こうしたプロセスを重ねながら、自分の喜びや関心をより深く知り、
「これが自分だ」と思える人生をつくっていく。
ワークグラム®は、そのための「喜び・関心の地図」であり、
人生を考えるための羅針盤です。
セルフリーダーシップと
関心工学的セルフマネジメントのすゝめ
それぞれの関心には、「どのようなことをしたいのか」「どのような場面で発揮されたいのか」「何を得られると喜びを感じるのか」という、それぞれの願いや方向性があります。
ワークグラム®では、自分の中にある多彩な関心を理解し、それぞれの声を聴きながら、より自分らしく発揮できる形へと具現化していくことを大切にしています。
そこで大切になるのが、「セルフリーダーシップ」という視点です。
自分自身を、さまざまな関心を率いる
俯瞰的な「リーダー」として捉える。
そして、自分の中にいる関心たちを、一緒に人生をつくっていく「チームメイト」として捉えてみます。
自分の中のさまざまな関心を、
リーダーとして見つめ、整えていく
全体を俯瞰する
喜びを感じる?
消耗している?
発揮できる?
どう活かし合う?
一つひとつの関心の状態や願いに耳を傾けながら、自分にとって大切なコアの関心を、仕事や暮らしの中でどのように発揮していけるのかを創造的に考えていきます。
コアの関心を、長く消耗させない
特に大きな「コアの関心」が長く消耗したり、満たされない状態が続くと「関心のストライキ状態」に陥り、心身の健康を害することがあります。
そうならないために、早めにその状態に気づき、必要な対策をしていくことが大切です。
複数の関心を活かす形を、創造的に考える
一つの関心だけで考えるのではなく、
自分が高く持っている「複数の関心達」を組み合わせながら、より自分らしく発揮できる方法や場を創造的に考え、その場を自ら主体的につくっていきます。
関心を基軸として、創造的にセルフマネジメントを行うこと。
それを私たちは「関心工学的セルフマネジメント」と呼んでいます。
「関心工学」とは、セルフエスティーム・ジャパンが提唱している考え方です。
「関心を基軸とし、その人間観と原則を活用しながら、心身の健康を維持し、より自分らしく命を輝かせていくために、コアの関心を組み合わせて発揮できる場を、主体的かつ創造的に構築していくことを目的とする学問」と定義しています。
自分を知ることから、
他者を理解し、活かし合うチームへ
ワークグラム®が目指しているのは、自分自身への理解だけではありません。
自分を知る
自分が何に喜び、
何を大切にしているのかを知る
他者を理解する
相手の喜びや関心、
強みや違いを理解する
活かし合う
一人ひとりの違いを、
チームの力へ
他者が何に喜びや関心を持っているのかを理解することは、家庭や職場、チームの中で、お互いの関心や強みを活かし合うことにもつながります。
その先に、一人ひとりの違いを活かした、唯一無二の「一体感やチームの強さ」へとつながっていくことも、 ワークグラム®が目指していることのひとつです。
そして、ワークグラム®の背景には、さらに広い人間理解の体系があります。
ワークグラム®心理学とは?
自分を知り、整え、発揮するための実践心理学
ワークグラム®心理学は、喜び・関心を中心に、 「自分を知る」「自分を整える」「自分を発揮する」を 実践につなげていくために体系化された心理学です。

「5つの自分」を、多角的に明晰化する
人をひとつの側面だけで捉えるのではなく、 生まれ・個性・関心・能力・在り方という 「5つの自分」から立体的に理解していきます。
その中でも、ワークグラム®心理学が特に大切にしているのが、 「関心」と「在り方」です。
自分を知る
喜び・関心、個性、能力、在り方などを明晰にし、 「自分はどんな人なのか」を多角的に理解します。
自分を整える
自己肯定・自己実現・社会貢献という 3つの根本関心や感情の状態を捉え、 過度な消耗やストレスを減らしていきます。
自分を発揮する
自分らしい関心や在り方を、仕事・家庭・人間関係など 日常の中で実践し、自己実現へとつなげていきます。
セルフエスティーム・ジャパンが提唱してきた「自己肯定感」の方法論と、 人間の3つの根本関心、5つの自分、成長循環などの考え方を統合し、2025年に西條美波によって体系化されました。
自分の関心や在り方を理解し、 自分らしく無理なく社会の中で力を発揮していく。
ワークグラム®心理学は、 自分らしい人生をつくるための「自己理解の統合版」です。
まずは、ワークグラム®を体験してみませんか。
まずはどなた様にもワークグラム®を体験いただく個人セッションをおすすめしています。
ワークグラム®個人セッション →※ワークグラム®は、セルフエスティーム・ジャパンの登録商標です